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原園さんのひとこと

伝わる言葉 2016.12.07

系列円描画という発達の指標がある。
「いちばん小さいマルから、だんだん大きくしていって、いちばん大きいマルまで、マルをたくさん描いてください。」
大人からみると簡単な指示だけど、年齢の違いが良くわかる。
3歳は好きな場所に、ランダムにマルを描く。
4歳でマルの行列ができ始める。ただし、隣のマルと比較したら、大きいときも小さいときもある。まだ安定しない。
5歳になったら、安定してだんだん大きなマルが描ける。

同じ指示をしても、年齢によって描かれたものは違う。
3歳はまだ「だんだん」の意味がわからない。
「2次元の世界にいる3歳は、大きい、小さいはわかるけれど、その間の理解はまだ難しい」と発達的には説明できる。
大人は「だんだん」と言っているけれど、3歳にとっては「○×▲◆」と無意味つづりに聞こえているよう。
こうして、形になると「なるほど」と納得。

保育の日常を考えるとどうだろう。
例えば、順番。
2次元の世界にいる3歳に「順番だよ」
このことば、3歳にとって「○×▲◆」と聞こえているかも!
「ちっともわかってくれない」ではなく、発達にあった、子どもに伝わることばで伝えることが、保育の中でとても大切。
保育士のことばを、子どもの発達の視点で見直す。
伝わる言葉が探せたら、保育はぐんと面白くなりますよ!

原園

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