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味覚を育てる 2017.08.04

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「味おんち」の子どもがふえているそうです。そして、味覚を育てるのは、3歳までが勝負。
ということは、保育園の役割が大切だということ。
保育園での具体的な取り組みのポイントを、今人気の食育・卓育スペシャリストのとけいじ千絵先生をお招きし。栄養士と学びました。
 
味には「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の五味があり、舌の表面にある「味蕾(みらい)」と呼ばれる器官で味をキャッチします。
味蕾は、成人男性では約7000個、高齢男性では約3000個ですが、生まれたばかりの赤ちゃんには何と1万個もあります。
生後3カ月で、味蕾の数はピークを迎え、5カ月くらいになると味蕾細胞の数はそのままで、味覚だけが鈍感になってきます。
この時期がちょうど離乳食開始時期に重なっています。
味覚が鈍感になることで、それまで飲んでいたおっぱいやミルクとは違う別の味、つまり離乳食を受け入れることができるというわけです。
この5か月~2歳くらいまでが、いろいろな味を受け入れる黄金期。
この時期が味覚の幅を広げるチャンスだそうです。

おっぱいやミルクを飲んでいるうちは、エネルギー源として必要な「甘味」や「うま味」「脂肪の味」を本能的に好んで食べます。
子どもの味覚を育てることは、「分かりやすい味覚を卒業して、様々な味を受け入れて楽しむ、大人の嗜好に近づけること」と定義しているとのこと。
子どもが好むような分かりやすい味を与え続けるのではなく、3回食になったら味覚を広げて豊かにすることを意識しましょう。

そして、人が感じる「おいしさ」の一つが「安心のおいしさ」というもの。
小さなころから味覚に擦り込まれた味に対して安心感を覚え、それをおいしいと思うことです。
いわゆる「おふくろの味」です。

これと対極にあるのが「病みつきのおいしさ」です。
食べると快楽が生まれ、おなかがすいていなくても食べてしまうというおいしさです。
砂糖と油脂に代表される、過剰摂取は体に良くないのに依存性があるため、厄介なおいしさです。
家庭でできることは、たくさんの「安心のおいしさ」を教えてあげて、「病みつきのおいしさ」をできるだけ減らしていくこと。

具体的なおすすめは、

(1)たくさんの素材の味を経験させる
 基本は和食、だしの味を付けて、様々な食材にチャレンジしてください。

(2)繰り返しの摂取で味を学習させて、嗜好を定着させる
 実はかつおだしも病みつき食材の一つ。離乳期からかつおだしのうま味を舌に擦り込んでおくことで、将来、砂糖や油といった体にとって良くない病みつきのおいしさに走ることを防いでくれます。

(3)食事が楽しいと感じる環境づくり
みんなで食卓を囲んで「食事は楽しいもの」であることを教えてあげる。

保育園での食事の大切さを改めて感じます。

書籍で、さらに詳しく学べます。必読です。
原園

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「子どもの味覚の育て方」
とけいじ千絵 著 日東書院

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