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主任保育士・園長向け!実践ノウハウ

失敗の科学 2017.03.26

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新年度のスタートにあたり、園長や主任は、どんな組織をつくっていくかと考えているのではと思います。そんなときにおすすめの1冊が「失敗の科学」。
「えっ、成功したいのに?」

危機管理を航空業界の役員の方に学ぶ機会を得ました。そのときに強調されたのが、非懲罰主義とアサーション。それを深く学ぶために有効です。

何か問題が起きると、「非難の心理」が働いて、特定個人を攻撃し処罰することで、問題解決したような気になるという単純化の心理が働きがちになります。個人を非難して解決するほうが楽だからです。それで問題は解決するでしょうか?
懲罰があると確かに「報告されるミス」は減ります。
しかし報告されないミスが多数存在し、ミスの数はトータルでは減るどころか増えるのです。
罰則強化はミスの防止や問題解決にはまったく役に立たないことがわかっています。
不当な非難をしないようにした上で、ミスの報告を促すような開放的な文化が、結果として生産性を向上させるのです。

かの有名なベッカムは、現役最後の年のインタビューで答えています。
「頭の中には数え切れないほどの失敗したシュートが浮かびます」
現役最後の年でもなお、失敗から学び続け、トレーニングを続け、前進をしていました。
成功した人たちの考え方は
×失敗をしてもいい
ではなく
○失敗が欠かせない

失敗から学べる人は「成長型マインドセット」
知性も才能も努力によって伸びると考えていました。
一方、そう考えない人を「固定型マインドセット」
頭や才能は生まれつきで、努力で変わらないと思っており、自分の間違いを無視する傾向がありました。

この2つのタイプの違いは、「失敗の受け止め方」

実はこのふたつのマインドセットは子育てにおいても重要と考えられていて「成長型マインドセット」の子に育てようといわれています。
ということは、保育園の組織も失敗から学べる成長型マインドセット組織で運営できたらいいですね。
ミスの報告を促すような開放的な文化を作り、失敗から学ぶことを組織の共通認識にする運営をぜひ目指してください。

具体的な事例がたくさん登場するので、読みやすいことでもおすすめの1冊です。 原園

「失敗の科学 失敗から学習する組織、学習できない組織」
マシュー・サイド 著 有枝 春 訳 ディスカバー・トゥエンティワン

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